東京でひらかれた臨床研修交流集会に参加してきました。
一行5人は、K1先生、K2先生、N先生と私田渕、引率は臨床研修担当の事務方Sさんでした。
幸い、台風にひっかからず、参加する事ができました。
記念講演
記念講演は京都・福知山市民病院の内科医長・川島篤志先生。ゆるキャラのゴーヤ先生(福知山市みどりの親善大使)、ひこにゃん、くまモンの三名を提示し、「福知山市のゆるキャラはどれでしょう?」と当てさせるクイズを導入部に持ってきました。これは単なるつかみで終わらず、後で「みなさんのあのときの判断の形式が除外診断の判断です」という話に持ってくる、という組み立て。おお。
ゴーヤ先生(趣味は緑のカーテンづくり。福知山環境会議HPから)
また、「虚血性心疾患の診断で、次の三つを重要だと思う順に並べよ。心電図・病歴・生化学検査」というクイズで、会場の先生に「病歴・心電図・生化学検査」と答えさせておいて「ちがいます、病歴・病歴・病歴です」と続け、笑いを取ると同時に、「ですよね~」と納得させるなど、80分が全く眠くならない講演でした。
自験例で、「ゴールデンボンバー起因性モンドール病の一例」などいくつか症例を織りまぜて話してありました。
ポスターセッション
私の発表では「看護師とのすれちがい事例から学ぶ」と題して自分の経験したNG事例二つを取り上げました。「この後、病棟スタッフとのコミュニケーションには、進展はありましたか?」「この症例を、研修医どうしで、あるいは病棟スタッフと、カンファレンスや学習会で共有しましたか?」とのご質問をいただきました。ありがとうございます。自由閲覧の時間にも、初期研修医の先生お二人が訪ねてくださいました。触発されました。ありがとうございます。
他の方々の発表も教えられるところ多く、有意義な集会でした。送り出してくださった先生がた、ありがとうございます。ただ、抄録を読んで非常に興味をひかれた発表も、時間切れで、ポスターチラ見で終わったものもありました。(先生、ぜひお話をうかがいたかったです!)
大牟田・荒尾メジャー化計画
ポスターセッションで、私たち一行のうちN先生、K2先生のお二人は、わが大牟田・荒尾を紹介する際、「いなか」「高齢化率は日本全体の10年先を行く」という点を強調してありましたが(それはそうなのですが)、ゆるキャラを使う手があったじゃないか、と、川島先生のお話をうかがって気づきました。
大牟田にはおむタンがおり、荒尾にはマジャッキーがおるではないか。しかもマジャッキーと言えば荒尾干潟ラムサール条約登録(2012年)! おお、次からはぜひ、大牟田・荒尾を印象づけるのに使わせてもらいます。(というか今、このブログから!)
おむタン(大牟田市HPから)
旧交を温める
懇親会の場で、大学の先輩に一人、後輩に一人、再会し、民医連の病院で働いてあるのを初めて知りました。おお、大阪のある病院はここ数年、継続的にわが母校から研修医を受け入れていたのでした。
今回の臨床研修交流集会は、こういった、全国にちらばった人たちの交流の機会ともなっているのでした。
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